大阪製紙について
大阪製紙は都市型・リサイクル型の製紙工場です。
当社は古紙の大発生地である大阪市内で製紙業を営み続けています。
昭和43年より国内で初めて古紙を配合した新聞用紙を作り始めました。
また昭和47年からは、白板紙の中でも汎用性に優れたコート白ボール
の生産を開始しました。
現在では、1台の抄紙機の生産量が月間 約4,500トン強で古紙の使用量が4,100トン強であることから見ても完全な都市型、リサイクル型の製紙工場です。
環境問題が叫ばれる中、更に地球環境に優しい紙づくりを目指しており、原料面では古紙を高度に活用し、燃料面では、クリーンエネルギーである都市ガスを使用しています。
エネルギーの供給設備は、高温の熱から動力を取り出し、それを電力に変換し、更に排熱を蒸気発生に利用することで総合熱効率約80%を実現し、省エネルギーの推進、炭酸ガスの削減に寄与しているコージェネレーション設備1基を有しています。
発電電力が7,820kW、蒸発量30トン/hで工場内で消費される全ての電気及び蒸気を賄っています。近年は少ない量ではありますが、売電事業も行っています。
製紙工場特有の排水も2基の排水処理設備(平成11年に更新)で工場外へ流す水は極力綺麗なものとして放流するようにし、この排水設備の汚泥は乾燥、固形化するPS成形設備(平成5年に設置)で商品化し、高炉メーカーのフォーミング鎮静剤として販売、利用されています。
今後も地球環境に優しい紙づくりを継続して参ります。